「こんにちは」を話すAIが、あなたの感情までも伝える時代がついにやってきました。
AI音声合成の分野で注目を集めてきたElevenLabsが、最新版「Eleven v3(alpha)」を発表。今回は日本語に本格対応しただけでなく、驚くほど自然な感情表現と対話モードを実現しています。
本記事では、このAI音声モデルの進化の全貌を深掘りしつつ、使い方・料金・API・商用利用可否まで徹底解説します。
💡 ElevenLabs v3とは何か?

2025年6月にリリースされた「Eleven v3(alpha)」は、これまでのTTS(Text to Speech)モデルの常識を覆す存在です。
従来バージョンでは英語がメインでしたが、今回ついに日本語音声にも本格対応。それだけでなく、以下のような機能が一新されています:
- 感情の緩急や話し方のペースを1文内で変化
- 対話モードで複数話者の切り替えも自然
- 「関西弁」「サッカー実況風」などの声の演出も可能
- 公式デモページで即体験 → https://elevenlabs.io/ja/v3
🗣️ ElevenLabs 日本語対応の実力
elevenlabs 日本語対応 日本語 設定

Eleven v3は、単なる翻訳読み上げではありません。イントネーション、間の取り方、語尾のニュアンスにいたるまで、人間のように自然な日本語で話すAIが実現されています。
特に「Ishibashi」という日本語男性音声モデルでは、抑揚や発声テンポが非常にリアルで、ナレーターのように聞こえます。設定は日本語UIで簡単に行え、わずか数クリックで日本語読み上げの設定が完了します。
🔧 ElevenLabs の使い方
elevenlabs 使い方|elevenlabs ai reader|ai voice tools

ElevenLabsの使い方はとてもシンプルです。
無料ユーザーでも、以下の手順で即時にAI音声を生成できます。
- 公式サイトへアクセス
- テキスト入力欄に文章を記入
- 好きなボイスモデルを選択
- 「Play」ボタンで音声が再生される
また、ElevenLabs AI Readerアプリでは32言語に対応し、スマホでも同様の操作性で音声読み上げが可能です。読書や記事の音声化にも便利なAI読書ツール(AI Reader)として活躍します。
💰 ElevenLabsの料金とAPI情報
elevenlabs 料金|elevenlabs api|elevenlabs api 料金
現在の料金プランは以下の通りです:
プラン名 | 月額 | 文字数上限 | 商用利用 | API利用 |
---|---|---|---|---|
Free | 無料 | 20,000字 | ❌(帰属表示必要) | ❌ |
Starter | $5 | 30,000字 | ✅ | 一部利用可能 |
Creator | $22 | 100,000字 | ✅ | ✅(制限あり) |
Pro | $99 | 500,000字 | ✅ | ✅(優先対応) |
APIドキュメントは公式から提供され、ElevenLabs APIを使えば、外部アプリ連携やリアルタイムTTSサービスの実装が可能になります。
👥 自分の声・クローン音声を作る
elevenlabs 自分の声|ai voice cloning|ai voice free

ElevenLabsでは自分の声をアップロードしてクローン生成する機能も搭載されています。
これはいわゆる「AI voice cloning(音声クローン)」技術であり、数十秒の録音データから自分の話し方・声質を再現できます。
無料プランではこの機能は制限されていますが、有料プランでは本格的に試すことができます。
🔊 サウンド演出とダビング機能
elevenlabs sound effects|ai dubbing|ai sound effects

v3では新たに「音声タグ」という機能が実装されており、以下のような演出が可能です:
- [sfx:whisper] → ささやき声
- [sfx:cheer] → 観客の歓声
- [sfx:sarcasm] → 皮肉な口調
これは、AIダビング(ai dubbing)やAIナレーションを行う際に威力を発揮します。
🧪 AI Engineer Packなどの拡張パック
ai engineer pack|ai mod apk|ai putra|ai mod tools

上級者向けには「AI Engineer Pack」と呼ばれる拡張機能パックも用意されています。
また、一部コミュニティでは非公式のAI Mod APK(Android用)や、「AI Putra」などと連携して独自のTTSシステムを構築する動きもあります(商用利用や著作権には注意が必要です)。
✅ 結論・まとめ

ElevenLabs v3は、これまでの「テキスト読み上げ」ではなく、「表現するAI音声」という新たな次元に突入しました。
- 日本語対応の完成度は非常に高く
- 商用利用やAPI連携も可能
- サウンド演出・自分の声の再現・読書アプリまで多機能
今後、YouTubeのナレーション、音声メディア、インクルーシブな読み上げアシスタントとして、あらゆる分野で活用が加速するAI音声ツールになることは間違いありません。