キャンプや災害時に頼れるポータブル電源、その実力は?
ポータブル電源があると、アウトドアや災害時の安心感が格段に上がります。でも、いざ選ぶとなると、「容量は十分?」「持ち運びは楽?」「充電スピードは?」など、気になるポイントは多いですよね。
そこで今回は、EcoFlowの「RIVER 2」を実際に使ってみて、キャンプや災害対策で本当に役立つのかを検証してみました。
引用元情報
- EcoFlow公式サイト:RIVER 2 製品ページ
- GIZMODO記事:EcoFlow RIVER 2の紹介記事
- Amazon商品ページ:EcoFlow RIVER 2(Amazon)
EcoFlow RIVER 2の基本スペック

まずは、RIVER 2の基本スペックを確認しましょう。
- 容量:256Wh
- 出力:定格300W(X-Boostで最大450W)
- 充電速度:家庭用コンセントで約60分で満充電
- バッテリー寿命:約3,000回の充放電(リン酸鉄リチウムイオン電池採用)
- 重量:約3.5kg
- ポート:AC×2、USB-A×2、USB-C×1、DCシガーソケット×1
コンパクトながら、スマホやノートPCの充電はもちろん、電気毛布や扇風機、小型冷蔵庫まで動かせるスペックを持っています。
【検証①】キャンプで使ってみた!
スマホ・ノートPCの充電は余裕

RIVER 2はUSB-Cポート(最大60W)を搭載しており、MacBook Airの充電も問題なくできました。スマホなら約20回充電できるため、長時間のアウトドアでも電池切れの心配はありません。
電気毛布&LEDライトで快適な夜を

キャンプで一番役立ったのが電気毛布。消費電力が50Wのものなら約4〜5時間使用可能です。秋冬キャンプでの冷え込み対策にピッタリ。LEDライトも余裕で動かせるので、暗闇での作業も快適でした。
小型冷蔵庫も動いたけど…

定格300Wなので、小型冷蔵庫(消費電力約60W)は問題なく稼働。ただし、容量が256Whなので、6時間程度でバッテリーが切れるのがネック。長時間の使用には向きません。
【検証②】災害時の非常用電源として
停電時の緊急対応に最適

RIVER 2があれば、停電時もスマホ・タブレット・ラジオなどをしっかり充電できます。また、扇風機や電気毛布の動作が可能なので、夏や冬の停電時でも最低限の快適さを確保できます。
充電スピードが圧倒的

災害時に「充電が遅いポータブル電源」は使い物になりません。その点、RIVER 2は家庭用コンセントなら約60分で満充電できるため、短時間で復旧できるのが大きな強みです。
シガーソケット充電対応で車中泊でも安心

停電時に車がある場合、シガーソケットから充電できるのも便利なポイント。長時間の停電でも、車を使って電力を確保できます。
【メリット・デメリット】実際に使って分かったこと
メリット ✅
✔ 1時間で満充電できる爆速充電
✔ コンパクト&軽量(3.5kg)で持ち運びやすい
✔ リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命(約3,000回の充放電)
✔ スマホ、ノートPC、電気毛布、扇風機など多用途で使える
✔ シガーソケット充電対応で車中泊にも最適
デメリット ❌
✖ 容量が256Whと少なめ(長時間の電化製品使用には不向き)
✖ IH調理器やドライヤーなどの高出力機器は動かせない
✖ ソーラーパネル充電は別売り(追加コストがかかる)
【結論】「最初の1台」として最適!2台目にもおすすめ

「RIVER 2」は、コンパクトで持ち運びやすく、充電スピードが圧倒的に速いのが魅力。特に、キャンプや災害時の非常用電源としては1時間で満充電できるのが大きなメリットです。
一方で、容量が256Whなので、長時間の電化製品利用には向いていません。冷蔵庫や電子レンジを動かしたいなら、上位モデルの「RIVER 2 Pro」や「DELTAシリーズ」も検討した方が良いでしょう。
それでも、2万円ちょっとでこの性能なら「買い」。
「最初のポータブル電源」としてはもちろん、すでに大容量のモデルを持っている人の2台目としてもおすすめです!