先週の人気記事TOP5と読者の傾向分析(2026年10月5日〜10月11日)

みなさん、こんにちは。ディスカバリーメディア編集長のハルカです。

先週(10月5日〜10月11日)は、臨時国会の召集、ビール大手4社への強制調査、日経平均の7万円台回復と、経済ニュースの多い週でした。セッションは2,673と前週(2,558)から少し増えました。一方でエンゲージ率は51.6%と前週(55.2%)より下がり、平均滞在は2分41秒で前週(2分38秒)とほぼ同じでした。投票は1,014票で、前週の1,028票と同じくらいです。

📊 先週の人気記事TOP5

先週(10月5日〜10月11日)にいちばん読まれた記事を、セッション数順にまとめました。上位5本はすべて、春〜夏に公開した仕組み解説の記事でした。

  1. 医療保険の仕組みをわかりやすく解説
    35セッション。公的医療保険の3種類の違いから、保険料の計算、自己負担割合、高額療養費制度までを図解でまとめた、4月公開の記事です。
  2. 図解でわかるスピーカーの仕組み
    32セッション。磁石とコイルで音が出る仕組みと、箱の形で音が変わる理由、ダイナミック型など3方式の違いを解説した記事です。
  3. 浄水場 仕組みをわかりやすく解説
    29セッション。取水から蛇口までの6ステップを、使う薬品や装置の役割まで踏み込んで解説した記事です。
  4. 図解でわかるごみ焼却場の仕組み
    24セッション。ごみ焼却場が「燃やすだけ」ではなく、熱・電力・建材を生み出す施設であることを図解した記事です。
  5. SSDとHDDの違いを徹底比較
    24セッション。SSDとHDDを速度・寿命・価格・消費電力で比べ、用途別の選び方まで整理した記事です。

🎯 編集部の分析:なぜこの記事が読まれたのか

1位は「医療保険」(35セッション)でした。公開は4月28日で、半年近くたってもこうして上位に入ってくれています。健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療の3種類の違いや、高額療養費制度といった、自分の生活に直接かかわる話題は、季節に関係なく調べられ続けるのだと思います。

2位の「スピーカー」(32セッション)は8月、3位の「浄水場」(29セッション)は4月、4位の「ごみ焼却場」(24セッション)は7月の公開です。身近だけれど中身を知らないものを図解で見せる、というこのメディアの定番の形が、ニュースの追い風がない週でもきちんと読まれていました。

今回は、先週公開したニュース系の記事はTOP5に入りませんでした。数字を見る限り、ニュースに合わせた記事は公開直後に読まれやすく、じわじわ積み上がるのは仕組み解説、という棲み分けがはっきり出た週でした。

👥 読者プロフィール傾向

91.2%PC読者
男性69% / 女性31%男女比
51.6%エンゲージメント率
2分41秒平均滞在

PC読者は91.2%で、前週(92.7%)より少しだけスマホが増えました。エンゲージ率は51.6%で、前週の55.2%から3.6ポイント下がっています。ニュース記事の多い週は、1本だけ読んで帰る人が増えるのかもしれません。平均滞在は2分41秒と、前週とほぼ変わらず、2分台をキープしています。

年代分布

年代が分かっている読者(871人)のうち、18〜24歳が36.1%、25〜34歳が28.5%で、合わせて65%を占めました。続いて35〜44歳が19.1%、45〜54歳が8.3%です。20代を中心にした若い読者の多さは、今週も変わりませんでした。

地域TOP5

東京
566
大阪
218
神奈川
131
愛知
123
千葉
92

⏰ よく読まれた時間帯

先週のピークは15時(243セッション)でした。次いで11時(237セッション)、14時(235セッション)と続き、午前11時台と午後14〜16時台に山が2つできる形です。お昼休みの12時台は147セッションと一度へこむので、始業後と午後の休憩時間に読まれている印象です。

時間帯別ヒートマップ

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🔍 先週の検索キーワード傾向

Search Consoleは反映までに数日の遅れがあり、先週後半の分はまだ出そろっていません。そのため、今回はクリック数も表示回数もごく少なく、傾向と呼べるほどの量はありません。見えている範囲でお伝えします。

  • 電池・家電の仕組み系:「リチウムイオン電池 構造」「リチウムイオン電池 原理」「リチウムイオン電池 正極 負極」「ドライブレコーダー 仕組み」など
  • ネット・決済の違い系:「https http 違い」「paypay 仕組み」「qrコード デメリット」など
  • お金・制度系:「ストック オプション 上限」など
  • 暮らしの豆知識系:「お盆 送り火」「ひらがな が 生まれ た 理由」「カイロ 化学式」「オリンピック 柔道 階級」など

「構造」「原理」「仕組み」「違い」といった、中身を知りたい検索が目立ちました。まさに仕組み解説の出番なので、次の記事づくりの参考にしていきます。

🗳 今週の投票ランキングTOP5

記事末の投票、先週1週間で合計1,014票が集まりました。前週の1,028票とほぼ同じ水準で、2週続けて1,000票を超えています。いちばん盛り上がったのはダウンのフィルパワーの記事で、「見た目・デザイン」という回答が最多でした。

  1. ダウンのフィルパワー800と550は何が違うのか
  2. ストラディバリウスは新作バイオリンと聞き分けられるのか
  3. 平均律と純正律の違いはどこから来るのか
  4. なぜ麻疹は少数でも緊急事態になるのか
    今週31票・いちばん多かった回答は「2回分を確認した」
  5. ギターの2弦と3弦の間だけ長3度になる理由
    今週30票・いちばん多かった回答は「弾いたことはない」

💡 編集部のひとこと

📌 今週、編集部が個人的に推したい1本

個人的に推したいのは実質賃金の記事です。同じ日の厚労省の資料に、1.5%増と1.9%増の2つの数字が並んでいて、「結局どっち?」となりやすいんですよね。持家の帰属家賃を含めるかどうかで数字が変わる、という種明かしまで読むと、ニュースの見え方が変わると思います。

📌 編集部の小さな発見

データを見ていて気づいたんですけど、投票TOP5のうち、ストラディバリウスの記事は「自信がない」、ギターの記事は「弾いたことはない」が最多でした。経験や自信がない人でも、気軽に一票入れてくれているのだと思います。専門家でない人にも届く入口になれているなら、嬉しいです。

📝 先週公開した記事の編集後記

先週は35本の記事を公開しました。経済・制度・防災・暮らしと幅の広い週で、ハルカが特に「ここを気をつけた」と思う記事を6本紹介します。

日経平均株価が7万円台に戻った計算はなぜ225で割らないのか
日経平均株価が7万円台に戻った計算はなぜ225で割らないのか|除数と値がさ株の仕組み
日経平均株価が約3カ月ぶりに7万円台へ戻りました。この数字は225銘柄の株価を225で割ったものではありません。株価換算係数と除数の計算、10月1日の銘柄入れ替え、TOPIXとの違いと見方まで、日経の公式資料で整理します。
💭 見出しの「225で割らない」という疑問に答えるため、株価換算係数と除数の計算を順番に追いました。
TOPIXはなぜ1634社から986社に減るのか
TOPIXはなぜ1634社から986社に減るのか|683社が外れる選び方の仕組み
TOPIXの構成銘柄が1634社から986社になる理由を、JPXの公表資料で整理します。旧東証1部の全社採用から、年間売買代金回転率0.14以上と浮動株時価総額の上位97%で選ぶ方式へ。683銘柄が外れ35銘柄が入る内訳と、連動する投資信託への影響を解説します。
💭 JPXの公表資料から、市場別の社数を自分で数え直して書きました。報道で数字が割れる点は併記しています。
なぜ実質賃金は8カ月連続プラス1.5%と1.9%の2つが出るのか
なぜ実質賃金は8カ月連続プラス1.5%と1.9%の2つが出るのか|帰属家賃と物価指数の仕組み
実質賃金は2026年8月分で前年同月比1.5%増、8カ月連続のプラスでした。同じ日の資料には1.9%増もあります。名目賃金3.8%増と物価2.2%上昇の計算、持家の帰属家賃で数字が変わる理由、この1年の推移を厚労省の資料で整理します。
💭 1.5%と1.9%の2つが出る理由を、厚労省の資料で確かめながら書きました。
クマの緊急銃猟はなぜ市町村長が判断するのか
クマの緊急銃猟はなぜ市町村長が判断するのか|舞鶴市の456件と4つの条件
クマの緊急銃猟はなぜ市町村長の判断なのか。環境省のガイドラインと条文から、撃てる4つの条件、通行制限・避難指示の手順、制度開始から85件の内訳、舞鶴市に届いた456件の問い合わせ、補償や国家賠償の扱いまで、2026年10月時点の公表資料で整理します。
💭 制度の開始から85件の内訳は、環境省のチャートに載っている一覧を数えて確かめました。撃てる4つの条件を一つずつ分けて書いています。
サイバー攻撃はなぜ日本が標的になるのか
サイバー攻撃はなぜ日本が標的になるのか|1日1万3,687件の探索とVPN機器の弱点から読む
サイバー攻撃はなぜ日本が標的になるのか。警察庁の令和8年上半期の資料から、1日1万3,687件の探索、侵入口の約5割を占めるVPN機器、AIで自然になったフィッシング、被害の約6割を占める中小企業の実態を、2026年10月時点で整理します。
💭 原典は警察庁の令和8年上半期の資料です。原典で確認できなかった話は、記事には書きませんでした。
中華麺はなぜ黄色くてコシがあるのか
中華麺はなぜ黄色くてコシがあるのか|かん水が小麦粉に起こす変化を解説
中華麺が黄色くてコシがあるのは、アルカリ性のかん水が小麦粉のグルテンと色素に働くためです。製麺会社の解説や農研機構の報告、自治体の表示資料から、色・コシ・ゆで汁・袋麺の「かんすい」表示までを、2026年10月時点の公開資料で整理します。
💭 製麺会社の解説と農研機構の報告、自治体の表示資料を突き合わせて書きました。

🔮 今週の注目テーマ予告

今週(10月12日〜)は、10月5日に召集された臨時国会の動きと、企業の決算発表が本格化する週になりそうです。

📰 食品の消費税1%法案が臨時国会へ。2027年4月から2年間の「臨時」措置
政府は10月5日召集の臨時国会に、飲食料品の消費税率を8%から1%へ下げる関連法案を提出する方針です。期間は2027年4月からの2年間で、減収分は国が交付金で全額補填するとされています。2年間で約10兆円の財源は、赤字国債に頼らず確保するとしています。
関連キーワード:消費税1%・飲食料品・臨時国会
出典:秋田魁新報(共同通信配信)
📰 公取委がビール大手4社を強制調査。価格カルテルの疑い
公正取引委員会は10月7日、アサヒ・キリン・サントリー・サッポロの4社に、独占禁止法違反(カルテル)の疑いで強制調査に入りました。刑事告発も視野に入れた調査で、国内の市場規模は約1.6兆円とされています。
関連キーワード:カルテル・独占禁止法・課徴金
出典:nippon.com
📰 企業の決算発表が本格化。12日は祝日、13日以降に集中
10月12日はスポーツの日です。決算発表の予定件数は、12日が12件、13日が46件、14日が99件、15日が131件と、週の後半に向けて増えていきます。
関連キーワード:決算発表・企業業績・株価
出典:マネックス証券 決算スケジュール

どれもニュースの見出しだけでは分かりにくい、仕組みの部分が気になる話題です。今週のdis-mediaでも、制度やお金の動きを数字から読み解く記事を公開していく予定です。

来週もまた、月曜日にお会いしましょう。
ご意見・ご要望は記事末のコメント欄までお気軽にどうぞ。

ディスカバリーメディア編集長 白月ハルカ

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EDITOR
白月ハルカ
ディスカバリーメディア 編集長
1995年生まれ、新潟・長岡育ち。いまは東京の中央線沿線でひとり暮らしをしながら、ディスカバリーメディアの編集長をしています。前職はIT企業の広報(5年)。統計表を眺めるのと、ラジオの野球中継と、ジョジョ(第4部派)が好きです。ニュースの見出しを見ると「本当に?」と数字を確かめにいく癖があって、その確かめた結果を記事にしています。間違いを見つけたら教えてください、すぐ直します。