恋人ができないのは「ベジタリアン」のせい?

食の好みは恋愛において重要なポイントのひとつ。しかし、もし出会いのチャンスを増やしたいなら、マッチングアプリのプロフィールに「ベジタリアン」と書くのは避けたほうがいいかもしれません。
ポーランドのワルシャワ大学が行った最新の研究によると、ベジタリアンであることをプロフィールに記載すると、交際の可能性が著しく低下することが判明しました。特に男性のベジタリアンは「男らしくない」と見なされ、女性の関心を引くのが極めて難しくなるとのこと。
「ベジタリアン=恋愛に不利」という衝撃の結果を、詳しく見ていきましょう。
ベジタリアンのプロフィールは「不人気」
ワルシャワ大学の研究チームは、18〜82歳の異性愛者404人(男性200人、女性204人) を対象に、Tinder風の架空のプロフィール を用いた実験を行いました。
実験の内容
参加者には、4種類の異なるプロフィール をランダムに提示しました。

- 対照群(食生活の記載なし)
- 倫理的理由でベジタリアン(動物愛護のため)
- 環境的理由でベジタリアン(環境保護のため)
- 健康的理由でベジタリアン(健康志向)
その結果、食生活の記載がないプロフィールが最も好意的に評価 されました。対して、「ベジタリアン」と記載があると、男女ともに魅力が大きく下がる という傾向が見られました。
特に「健康志向ベジタリアン」は最悪の評価

- 「健康のためにベジタリアン」と書かれたプロフィールは 最低評価 。
- デートしたくない、性別のイメージと合わない、異性として魅力を感じない という3重苦の結果に。
- これは、健康志向のベジタリアンに対して 「自己中心的」「こだわりが強そう」「食事制限が厳しくて面倒くさい」 というイメージがあるためと考えられます。
なぜベジタリアンは恋愛に不利なのか?

研究者たちは、この現象を「類似性効果」で説明しています。
類似性効果とは?
➡ 人は自分と似た価値観・ライフスタイルを持つ相手に惹かれる という心理的傾向のこと。
➡ つまり、肉を食べる人は、ベジタリアンを「自分とは根本的に違う存在」と感じてしまう。
➡ その結果、恋愛対象としての魅力が低く評価される。
実際に、過去の研究でも「ベジタリアンはベジタリアン同士で恋愛関係を築きやすい」という結果が出ています。
ベジタリアン男性は「男らしくない」?
今回の研究で特に顕著だったのが、女性のベジタリアンに対する男性の評価よりも、男性のベジタリアンに対する女性の評価の方が手厳しかった という点です。

女性が「ベジタリアン男性」を嫌う理由
- 「男らしさ」が損なわれる
- 伝統的な価値観では、肉を食べる=男性的なイメージ 。
- 逆に、ベジタリアン=繊細・感受性が強い=女性的なイメージ 。
- そのため、特に肉料理が中心のポーランドでは「男らしくない」と見なされやすい。
- 「面倒くさそう」と思われる
- 食のこだわりが強い人は「デートでも制限が多そう」「一緒に食事を楽しめない」と懸念される。
- 「ベジタリアン=食事が制限される」というイメージが、交際へのハードルを上げている可能性。
- 健康志向は「自己中心的」に見える
- 「健康のためにベジタリアン」と言う人は、「自分の体が一番大事」と思われがち 。
- それが「他人に対する配慮が少ない」と捉えられることも。
まとめ:恋愛したいなら「ベジタリアン」と書くな!
今回の研究から分かったことは、マッチングアプリのプロフィールに「ベジタリアン」と書くと、恋愛のチャンスが激減する という事実。

特に男性の場合、「男らしくない」「面倒くさい」と見なされ、女性からの評価が大幅に下がる 可能性が高いです。
対策:恋愛成功のためのプロフィール改善法
✅ 「ベジタリアン」と書かず、まずは会ってから話す!
✅ 「食のこだわりが強い」と思わせる表現を避ける
✅ 健康志向をアピールするなら「運動好き」など他の面を強調
もちろん、価値観が合う相手と出会うのが一番ですが、「とにかく恋愛のチャンスを増やしたい!」という人は、プロフィールの書き方を少し工夫してみるといいかもしれません。